自分で感情労働のストレス対策!看護師もできます!

常に患者に気を配り笑顔を絶やさないように意識しながら働いている看護師は、感情のコントロールが求められる感情労働に該当する職種です。感情労働とは感情を用いることでお客様の感情を促して収入を受け取る労働に関する概念で、社会学者のA・R・シックホールドによって提唱されました。肉体労働者の体が働いた後に疲れてしまうのと同じように、感情労働者の看護師は仕事の後心が疲れ切ってしまう場合が多いです。

感情労働の側面が強くなってしまう看護師の仕事では、仕事を上手く回すために感情をコントロールして自分の心を守らなければいけません。ストレスを感じる出来事に出会ったら、まずは自分でできるストレス対策を行いましょう。

まず最も大切なのが、積極的に休む時間を確保すること。看護師の仕事は毎日忙しく、責任が求められる分仕事中はしっかりまとまった休息をとることができません。しかし一時も休まずに働き続けていると、感情労働によるストレスが体を埋め尽くしてしまいます。コーヒーを飲んだり外の空気を吸ったりするだけでも気分転換できるので、仕事中でも意識して休息の時間を確保するようにしましょう。

また、仕事のことを考える必要がない休みの日は、自分が看護師であることを忘れて思い切り趣味の時間を楽しむのがおすすめです。頭の片隅に仕事に関係することを思い浮かべてしまうだけでも、休んでいるはずなのに頭を使ってしまいます。どうしても仕事のことで悩んでいる時には、職場の同僚や先輩、看護師とは全く違う仕事に携わっている友達に相談してみましょう。誰かに話すだけでも、普段感情労働によって生まれているストレスを浄化してあげることができます。