体を動かして仕事した後、今日はたくさん動いて疲れたなと体をストレッチしたくなるように、感情労働も感情をたくさん使って仕事をした後は、今日もたくさん頑張ったなと心をリラックスさせたくなります。
自分の感情をコントロールして業務に取り組むため、業務中は仕事だからと制御できていたものが、仕事が終わった後に気持ちを引きずってしまうことがあります。このように気持ちを引きずった状態では、休日をリラックスして過ごすことができませんし、心の疲労が蓄積されていってしまいます。感情労働による疲れとうまく付き合っていくためには、オンとオフの切り替えが大事になってきます。看護師をしていると感情労働をしないというのは難しいことなので、オフの時に仕事のことは忘れてしっかり休むことが大切です。
制服を着ると気持ちが仕事に切り替わるという声も聞きます。制服を着る時にオンになるようであれば、制服を脱ぐ時も同様にオフにし切り替えることができるでしょう。制服を脱いで業務を終えた後は、仕事のことは考えずに切り替えができるようになれば、感情を疲弊させてしまうことが防げます。
そしてオフの時には、心がリラックスできるように自分なりの方法を見つけられると良いでしょう。友人や家族との時間を楽しんだり、趣味に打ち込んだり、自然の中で何も考えずに過ごしたり、人それぞれリラックスできる環境は異なります。休日の使い方がうまく、しっかり休めるというのも看護師として必要なスキルなのではないでしょうか。